人間関係で依存しすぎると関係は長く続きません。
依存というのは色々な意味がありますが、ここでは寄りかかって相手に負担をかけるタイプのことを指します。
依存すると距離感が近くなるので、自分と相手の境界が薄くなるのです。
「どうして相手は自分の思い通りの反応をしないんだ?」
と、無意識に思って相手にイライラする原因になります。
最終的に相手に依存し続けると相手が負担を感じて、嫌になってあなたから離れてしまう可能性があります。
一方的な依存をし続けると甘えが出てきてしまう
甘えが出てくると期待をしてしまい、強い言葉で当たったり相手に対しての礼儀が欠けます。
それが相手に負担をかけることに繋がるのですが、逆に人にされたりする経験がないと気づくことができません。
- 深刻な悩みだけどこの人なら聞いてくれるだろう
- この言い方をしても相手は許してくれるだろう
無意識にそのような気持ちになってしまうと言い方にキツさが出ます。
育った環境にもよりますが、甘えるのが苦手な人は『相手に何を言っても良くて、言えるのが甘えている証拠』だと思いがちです。
親しい人には何を言っても良いわけではないですよね。
何でも言い方というものがあります。
うまく甘えられる人は言い方を考えた上で相手と自分がいい思いをするようにして言える人なのかもしれないですね。
『親しき中にも礼儀あり』という言葉がありますが、本当にその通りです。
今は問題なく関係が続いているように見えても、片方が我慢しているだけだったりします。
片方が一方的な我慢を強いられる関係はうまくいきません。
人間関係で一方が寄りかかっていると最終的に別れる原因になる

知人で精神的な疾患の影響で、かなり当たってくる方がいました。
会っても仕事の愚痴や人間関係の愚痴ばかりでこちらの話をしても聞こうという姿勢が無く、常に余裕がなさそうでした。
私は精神的な疾患の影響があるから、と我慢して深く受け止めないことや返事をするなどして接していました。
私自身も引っ張られてしまいがちなので当時はそれが正解だったのだと思います。
我慢をしすぎたあまり、喧嘩のつもりはなかったのに口論になってしまったのです。
結果として相手から連絡を返されなくなりその相手とは連絡を取ることはなくなりました。
風の噂ではその知人は新たに出会った人に寄りかかっているそうです。
いきなり重い話をしてくる人は警戒する
その知人は初対面で重い話をしてきたのが印象的です。
「あなたにだけは言えるんだけど…」
この言葉を枕にして、自分の病気のことや家族関係の悩みなどを会話開始10分くらいで開示してきます。
依存してくる人は、「それを聞いてどう反応したらいいんだ?」とこちらを悩ませるようなことを言いがちです。
この反応を見て相手が甘えてもいい対象だ!と認識してきます。
重い話を受け止めてもらえると相手に期待しない

「これを話したら聞いてもらえるし、ヨシヨシしてもらえるかもしれない!」
そう言った期待を相手に持つのはあまり良くありません。
期待通りの反応が来たら、無意識にどんどん甘えてしまい依存する流れになります。
逆に期待通りの反応じゃなかったら悲しい気持ちになりますよね。
あとは相手が逆に重いと感じて引いてしまうと思います。
どちらにしても最終的にはあんまり良くないので、重い話などはカウンセラーなどの適切な相手に相談するのがオススメです。
依存されかけたら距離感を保って関係を保つ手もある
経験したので分かりますが一方的に相手に寄りかかられると相当重いし苦しいです。
カウンセリングの仕事をしているならまだしも、一方的にサンドバッグにされるのはオススメしません。
逆に友人などに依存されかけていると思った場合は、距離を取るようにするのが大事です。
ずっと一緒にいない方が長続きする、そんな人間関係もあります。
相手に依存しないで欲しいことを伝えても相手は何もわかっていないので逆に怒り出すかもしれないです。
だからこそそーっと静かに距離を離して、1年に1回会うくらいのペースに落としてもいいです。
相手を変えることは難しいです。
距離が離れた時にもしかしたら相手が反省するケースもあるかもしれないですね。
相手と自分のために距離感を意識して付き合っていくのが大事です。
人間関係で疲れを感じたら距離感が近いかもしれない?というのを疑ってみてください。